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ふわふわとちくちく【SST】
こんにちは!
放課後等デイサービスまはろ南浦和です(´▽`)
11月も終わりに近づき、ようやく冬らしく寒くなってきましたね。
みなさま、体調にはお気をつけください。
11月29日(水)の様子をお伝えします。
本日の課題は…
ふわふわとちくちく
です。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)のひとつです。
ふわふわ言葉とちくちく言葉の使い方を練習しましょう。
ふわふわ言葉とは、こころがあったかくなる言葉のことです。
それに反して、ちくちく言葉とは、こころが傷つく言葉のことです。
心理指導担当職員監修のもと、課題を行います。
発語のあるおともだちは、実際に言葉を発して行います。
発語のないおともだちは、手話、マカトンサイン、ジェスチャー、表情などで表現できるよう、促します。
まずは、スタッフの見本を見てみましょう。
3つの場面を設定します。
①転んでしまったひとを見たとき。
②プレゼントをもらったとき。
③困っているひとを見たとき。
キャストは、以下の通りです。
スタッフ藤本:転んだひと・プレゼントをあげるひと・困っているひと
スタッフ一木:ふわふわ言葉を言うひと
おともだちMさん:ふわふわ言葉を伝えるひと
スタッフ真喜志:ちくちく言葉を言うひと
①転んでしまったひとを見たとき。
転んだひと「うわあぁーーっ!」
転んだひと「うわあぁーーっ!」
ちくちく言葉「何やってんだ?ドジだなあ」
ふわふわ言葉「だいじょうぶ?ケガしなかった?」
ふわふわ言葉(Mさん)「(びっくりしながらも、少し心配そうに見つめる)」
②プレゼントをもらったとき。
プレゼントをあげるひと「プレゼント、どうぞ♡」
ちくちく言葉「こんなちっちゃいプレゼント、ほしくないな!」
プレゼントをあげるひと「えーーん」
プレゼントをあげるひと「プレゼント、どうぞ♡」
ふわふわ言葉「うわあ!うれしい!ありがとう!」
ふわふわ言葉(Mさん)「(ありがとうの手話)」
プレゼントをあげるひと「うふふ♡うれしいなあ♡」
③困っているひとを見たとき。
困っているひと「うーん、困ったなあ…」
ちくちく言葉「知らないよ!自分で考えたら?!」
困っているひと「ひどいっ!!」
ふわふわ言葉「どうしたの?相談にのるよ」
ふわふわ言葉(Mさん)「(心配そうに見つめる)」
困っているひと「ほんとぉ?!うれしいっ!!」
今度はグループに分かれてトレーニングをやってみましょう。
あかぐみさん。
小学4年生のRさん、小学5年生のSさん、小学5年生のKくんです。
Rさんが困っています。
さあ、どんな言葉をかけてあげたらいいかな?
今度は、Sさんが泣いています。
Kくん「どうしたの?だいじょうぶ?」
ふわふわ言葉ですね。
みどりぐみさん。
高校1年生のJさんと高校1年生のRくん。
スタッフが言った言葉は、ふわふわ言葉か、ちくちく言葉か当ててみましょう。
「きらいだよ」
ちくちく言葉を指さすRくん。
Jさん、にこにこしています。
ふわふわ言葉ですね。
あおぐみさん。
小学1年生のKくん、中学1年生のNくん、高校2年生のSくんです。
年齢がでこぼこのグループですが、小学1年生のKくんがんばっています。
きいろぐみさん。
小学2年生のYくん、小学3年生のTくん、小学5年生のKくん、小学6年生のRくんです。
このグループはそれぞれがしっかり発言することができていました。
しろぐみさん。
小学5年生のRくんと中学2年生のMさん。
泣いているスタッフビンセントさんに対し、「トントン」しています。
転んだスタッフ藤本さん!
どうする?Mさん!
やはり、「トントン」しにいきました。
ふわふわ言葉ですね。
またもや、転んでしまった、スタッフ藤本さん。
いっしょに転んでしまった、Rくん。
Rくんに頭をなでてもらうスタッフ藤本さん。
タッチで応える、スタッフ藤本さん。
グループでのトレーニングが終わりました。
課題終わりのハイタッチは、Kくんががんばりました。
ふわふわ言葉とちくちく言葉の使い方のトレーニングを行いました。
いろいろな場面設定で行いましたが、どのグループも「転ぶ」設定が多かったようです。
インパクトがあるんでしょうね。
発語のないおともだちは、ジェスチャーやタッチなどで表現することができていました。
ちなみに、課題の後の自由あそびの時間に、「さっきのやろー!」と言って、また、トレーニングを楽しんでいるこどもたちも見られました。
今後も、いろいろなSST(ソーシャルスキルトレーニング)に取り組んでいきましょう。